田倉まひろ著、「たくらまかん動物園」に登場するヒロインたちは、タイトル通りに人間ではなかったりする。かといって動物なワケでもなく、人間に化ける狐や、アンドロイド、悪魔、ゾンビ娘だったりするのだ。そう、本作はエロくて奇妙な動物園なのだ!
■バラエティ豊かなヒロインたちは個性的で萌え要素たっぷり
前述したとおり、本作「たくらまかん動物園」の登場ヒロインはかなり特殊だ。悪魔だのゾンビだのといわれると萌え要素なんて感じない、という人もいるかもしれないが、バンパイアハンターのモリガンやレイレイのように、悪魔やゾンビでもエロいし萌える。
とりわけ、人間でない方が自由なシチュエーションで楽しめる場合が多いため、エロマンガとしてはむしろエロを増す重要な要素と捉えることができるのだ。
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「わらわのににうえさま」は人間たちの住む里へとやってきた狐兄妹のお話。狐のしきたりで、2人は契りを結ばなくてはならないらしいのだが、反発して飛び出してしまった兄を追って、妹が強引に押しかけてくる。
自分を置いて出て行ってしまった兄(ににうえ)に対して怒りを露にする妹だが、実際のところ相思相愛の2人、夜のうちに互いの想いを伝え合い、結ばれることとなる。
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イクと狐耳が飛び出してしまい、ケモナーには嬉しい獣耳でのセックスとなる2人。狐耳といい、古風な語り口といい、これは「狼と香辛料」が好きな人にはたまらない。
自分のことを「妾わらわ」と呼び、兄のことを「ににうえ」と呼ぶ、そんな少女が「染の一番恥ずかしい縦一文字 兄上の逞しい一物で無慈悲に引き裂いてくりゃれ……」と、お尻を突き出しながら処女を捧げようとする、その姿に萌えない男がいるだろうか!
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基本的にラブラブ路線のお話ばかりの本作、「隠しエンディング見つけちゃいました」もまたラブラブな夫婦を中心としたお話だ。
しかし、「
たくらまかん動物園」は普通じゃない奇妙な動物園。夫は魔王を倒した勇者クライフ、妻はというと、魔王に仕えていた狂魔将軍ビクーニャ。これは敵味方、さらに種族という枠を超えて愛し合うようになった2人の物語なのだ。
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ラブラブでセックスしまくる2人の元に現れた勇者の元仲間2人が、勇者を奪われた嫉妬心からビクーニャを罠にかけ、陵辱するというお話なのだが、その方法も「薬を使ってミノタウロスに変身、力ずくで巨根をガンガンぶち込む」という激しいもの。
とにかく力任せにセックスしまくるエロシーンは抜きどころ満点だが、それぞれのストーリーにしっかりオチをつけているのが田倉まひろのいいところ。
詳細については伏せておくが、勇者の意外な秘密にはちょっと笑ってしまったぞ。
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魔王を倒して平和になった世界からは一転、今度は全人類がほぼ滅亡してしまった世界を描いた「ブルマが地球を救うでしかし!」。たった2人生き残った男女が愛し合うようになるのはまぁ必然なのだが、このお話はそう単純には行かない。なにせ、女の方はアンドロイドなのだから。
アンドロイドである証拠を見せるため、ウォーズマン的にマスクを外すシーンにも笑ってしまうが、このアンドロイド少女も立派な萌え要素。当然、生殖能力はないのだが、性行為はできるように作られており、さらには「感じる」機能もついている。アンドロイドなのに快感に耐えて恥ずかしがる、そんなところに興奮してしまう。
人類が滅亡してしまったとしても、こんなにエロかわいいアンドロイドと一緒なら嬉しいかもしれないな…。
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「
たくらまかん動物園」のメインコンテンツと呼んでもいいのが、ゾンビ娘をヒロインとした「カスタムゾンビちゃん」だ。マッドサイエンティストと彼が作ったゾンビ少女のアシュリンらが絡む、5つのエピソードが収録されたお話だ。
なにしろ、マッドサイエンティストがアシュリンを改造したりするもんだから、かなりアブノーマルなプレイが登場する。足の裏に新鮮な神経を大量に埋め込み、まるで足裏全体がおま○こになったかのような感度で歩かせ、足コキさせ、セックスしながら足をしゃぶってやる。
そんな異常すぎるシチュエーションがエロすぎてたまらない。
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血液パック目当てで入り込んだハーフバンパイアの少女、カディンが登場してからも、アブノーマルプレイは目白押しだ。下半身に大量の触手を移植されたアシュリンが、暴走気味の触手でカディンを犯し、自分も襲われてしまうという触手オンパレードのハードプレイや、チンポを生やしてふたなり化したアシュリンとカディンのアナルセックスなど、普通じゃないエロさが詰め込まれている。
正直言って、ゾンビに対してここまで興奮するものだとは思っても見なかった。これは新たな、そして嬉しい大発見かもしれない。
異種族アブノーマルでイケる度数 4 TENGA ![](/img/image03/4tenga_pink.jpg) |
独立したそれぞれの話が面白いだけでなく、エロさも申し分ない「たくらまかん動物園」。 5TENGAをあげたいところだが、異種姦や触手モノという側面があると拒否反応を示す人もいるので、あえて4TENGAとしておく。 また、本作は「抜き」を考慮しなかったとしてもストーリーだけでも楽しめる作品だぞ! |
たくらまかん動物園 |
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著者 | 田倉まひろ |
出版社 | ヒット出版社 |
発売日 | 2009年1月27日 |
価格 | 1,050 |
キーワード: 異種姦, 萌え
2009年02月06日 23時22分