性に倒錯した女たちが描かれる素人投稿写真集のような一作

露出に憧れ、怪しげな性的プレイを繰り返すバーに通い、コスプレセックスにハマる。そんな性的に倒錯した女たちが登場するMON-MONの「恥辱の迷宮」は、まるで素人投稿写真集のような趣の作品だ。熟れた肉体、淫らな女、そんな言葉に勃起する人にオススメだ！

不良生徒たちに犯される女教師を描いた巻頭のフルカラー短編「陵辱教室」からしてすでにこのコミックスの方向性を如実に表している。不良生徒たちに輪姦される女生徒を助けるため、不良たちのいいなりになって下着を着けずに現れた女教師。そのままおマ○コを見せるように命令され、フェラチオを強要され、すでにぐしょ濡れのマ○コにバイブを出し入れされて、繰り返し不良生徒たちのモノで中出しセックスされる。
それだけ苦労して助けようと思った女生徒だが、「先生だけずるい！淳子もオチンチン欲しい！」なんて不良生徒のチンポにむしゃぶりつくのがまさしく「恥辱の迷宮」の方向性を物語っている。


「恥辱の迷宮」に登場する女たちは、どこかしら性的に倒錯した女が多い。特に、誰かに恥ずかしい姿を見られると感じてしまうという露出癖を持つ女の登場率が多い。
彼氏との普通のセックスでは物足りない女が、露出プレイする変態女と遭遇し、驚きつつも興味を惹かれて興奮してしまい、自らもその道にズブズブと入り込んでしまう。
こうしたアブノーマルな部分の多さが「素人投稿写真集」的である理由だ。


「波の数だけ晒されて」もまた露出癖を開眼してしまう女を描いた作品。
こちらに登場する彼氏の卓也は、彼女の彩乃を手かせ足かせで固定し、乳首とクリトリスをローターで責めながら、言葉責め＆淫語強要、中出しするようなかなり変態度の高い男だ。付き合い始めてから3ヶ月、合えばエッチするだけという毎日に嫌気がさした彩乃が「普通のデートがしたい」と訴えることから海へ行くことになるのだが、そこは変態彼氏の卓也、我々読者の期待を裏切らない。

海でデートすることになったはいいが、紐水着で羞恥プレイ状態になってしまった彩乃。もともと露出の気があったためか、周囲の視線でマ○コは濡れ濡れ、結局興奮してしまって、ビーチのパラソルに隠れて露出セックスしてしまう。
エッチばかりの毎日に嫌気がさしていた彩乃だったが、恥ずかしいのに感じてしまう露出プレイにハマってしまったようで、ビーチ意外でも露出プレイを繰り返すようになってしまう。どちらかというとおとなしめで恥ずかしがり屋だからこそ、露出にハマってエロくなる姿には興奮してしまう。「波の数だけ晒されて」は「恥辱の迷宮」の中でもオススメのエピソードだ。


才色兼備、品行方正で憧れの上司、女部長が実はコスプレマニアだったという「美人上司はコスプレがお好き」もオススメのエピソード。
さえない社員、中島が偶然拾った携帯電話は憧れの朝倉部長のもの。しかも、中には部長本人のコスプレ写真が入っており、さらにそのコスプレはエロゲ「ドピュッとやっチャイナ」のキャラクターのものだったというところから話はエロい展開に。

エロゲが好きな中島は、部長のコスプレ癖を誰にも話さない交換条件として、「魔法の鉄十時ハイルちゃん」のコスプレを部長にお願いする。このハイルちゃんのコスプレというのが、ほぼ全裸というエロゲ全開のエロさ。エロいポーズをさせられ、決め台詞をお願いされた部長は「コンシューマー版!? それともPC版!? 」などと、さすがは本気のエロゲコスプレマニアという返しをしながらも、意外とノリノリで結局犯されてしまう。
こんなにエロにノリノリの女上司、会社に1人は欲しいぞ！

抜くことに特化した淫乱女本　4 TENGA

まるで素人投稿写真集のようだと表現した本作「恥辱の迷宮」は、抜くこと、抜けることに特化したオカズ本だ。 登場する女たちも女教師、女生徒、人妻、義妹、古書店の少女、SMの女王様と、バラエティーに富んでいるため飽きが来ない。 素人投稿写真集のような雰囲気が好きな人にはオススメだ。

恥辱の迷宮
著者	MON-MON
出版	ワニマガジン社
発売日	2009年1月31日
価格	1,100円

2009年02月13日 18時46分