うらあきば.じぇいぴ~ > 二次元 > レビュー
「セックスの神様に謝りなさい!」などの名ゼリフで知られる上連雀三平は、女装少年やふたなり少女を頻繁に描くなど、チンポを愛することでも知られる人物。そんなおちんちん界の貴公子が描くエロマンガ「もほらぶ」は、数百本のチンポが乱れる凄い作品だ!
■女性登場率は実に1%以下!男の娘とチンポだらけ!
「もほらぶ」というタイトルからなんとなく予想をつけていた人もいるであろうが、本作に登場するのは男の子、もしくは女装した男の娘(おとこのこ)ばかり。
女性の登場するコマは極端に少なく、コミック全体を通して見ても明らかに1%を下回るほどだ。
当然セックスシーンはさらに少なくなるのだが、代わりにアナルセックスシーンは大量に登場する。
美少年同士のフェラチオ、シックスナイン、アナルセックス、連結アナルセックスなどが次々に登場する、奇妙な世界が展開されていく。
「ご主人様が性奴隷を何人も抱えて、とっかえひっかえ調教する」というごく一般的なシチュエーションも、「もほらぶ」の中では勝手が違う。
ご主人様はもちろん男、新人の性奴隷も男の娘、先輩性奴隷も男の娘、ご主人様が犯す全ての性奴隷は男の娘だ。
ご主人様の太くて立派なチンポを想像して「思い出しボッキ」してしまう新人性奴隷に萌えはじめたら、すでにおちんちん界に足を踏み入れたも同然だ。
作中に一見すると美少女のように見えるキャラクターがいたとしても、彼(彼女)の股間には立派なイチモツが生えている。
あまりにも自然に美少女の股間に存在するチンポには、「ホモだとかゲイだとか絶対にアリエナイ!」という男でも、知らず知らずのうちに勃起してしまうはずだ。
自分が持っているものと同じチンポがこんなに気持ちよさそうにしているというシチュエーション、しかも絡んでいるのは見た目美少女。
この状況を見て勃起しない男は逆にちょっとおかしいんじゃないかとさえ感じてしまうぞ。
■異常な設定! 異常な状況! 上連雀ワールドが面白い!
女装している男の娘が転校してきて早々に、「君、おちんちん大好きでしょ?」などと聞いてきた挙句、その質問が図星で、おちんちん属性を見抜かれたそのとき以来、肉棒奴隷状態にされてしまう。
アホらしいほどあっけらかんとした滑り出しで話が始まり、突拍子もない展開を繰り返して話が進む上連雀ワールド。
「小学生男子が射精するときに発生するエネルギーは、広○型○爆 72万8431発分に相当するのだ!」なんて自信たっぷりに言われてしまうと、実際オチンチンって結構凄いんじゃないかと、いつも以上に気合の入ったオナニーを心がけてしまう。
「もほらぶ」は男同士がチンポを舐め合い、出し入れし合うセックスが描かれるだけではない。
それぞれが独立した話として描かれているように思われた各エピソードが、後半に進むにつれてとんでもなくカオスな状況へと変わっていく。
登場するのは地球を侵略せんとする宇宙人で、その方法はというとチンポの塊「男根生物(ウネウネ)」を使って男の娘を快楽の虜にし、同じ男根生物へと変化させてしまうというもの。
常軌を逸した地球規模、宇宙規模で展開されていくおちんちんの世界はまさにカオス。
宇宙人に対抗するために精液で動く巨大ロボットに乗り込み、巨大ロボットの股間から生えた巨大チンポを使って、仲間たちから少しずつ精液エネルギーを集めて放出する超必殺技「ファイナルスペルマバスター」を繰り出す。
カオスな世界もここまでぶっ飛んだものになると、尊敬にすら値する。
上連雀三平のエロマンガということで期待していたのは、「セックスの神様に謝りなさい!」に匹敵するような名ゼリフの登場。
前述した「ファイナルスペルマバスター」も名ゼリフとしては捨て難いが、うらあきば的に一番オススメしたいのは、大勢の男の娘たちを性奴隷として抱えていたご主人様のセリフだ。
「人と人は肛門でつながってるんだ。信頼という精液でね」
深いようでいて全く意味の分からないこのセリフは、上連雀ワールドというものを的確に表現しているセリフなのかもしれない。
抜けるよりも笑える良作! 抜ける度数 2 TENGA |
チンポだらけの「もほらぶ」はもちろんのことながら、マ○コが見たいという読者にはオススメできない1冊だ。 しかし、ネタとしてだけ考えても購入する価値がある。それどころか、読まないなんてもったいない。 抜ける度数は「チンポが好き」か、「チンポで抜くのはどうしても許せないか」によって変わってくるが、オススメ度はマックスだ! |
もほらぶ | |
著者 | 上連雀三平 |
出版 | 茜新社 |
発売日 | 2009年2月27日 |
価格 | 1,000円 |
2009年03月04日 21時44分