うらあきば.じぇいぴ~ > 二次元 > レビュー
寝取られの黄金パターンを描いた作品がアニメ版の「とらいあんぐるBLUE」だ。主人公は沢村麻人と姫宮あかね。「とらぶる!」でラブラブ同棲生活をしていた2人だ。同棲生活は続いているものの……。アニメ版はあかねの心理の変化が追いやすく、寝取られ好きにはたまらない展開だ。
麻人は出版社で忙しく働いている。時間は不規則だし、徹夜になることもある。あかねはアルバイトをしながら絵の勉強をしている。2人の夢は、文章を麻人、絵をあかねが担当して絵本を出版すること。
アニメが始まった時点での2人の生活は相変わらずラブラブで夢に満ちたものであったが、突如現れたあかねの幼馴染の神坂京介によって崩れ去ることになる。
■性に対する積極性がラブラブ同棲生活を引き裂いていく
「結婚までは……と思っていたけどいいよね」と、あかねが麻人に関係を迫るシーンがある。「あせらなくても」と逡巡する麻人に対して、あかねは「早く麻人のものになりたいから。早く麻人のものでいっぱいにしてほしい」とねだる。
麻人が性に対して消極的なのは、初めてしようとしたとき、勃起不全でうまくいかなかったせいのようだ。あかねの方も初体験がうまくいかなかったことに少しわだかまりを感じていることが分かる。自分のテクニック不足のせいと考えることもあり、逆に麻人はだらしないと考えたりもする。仕事中心の麻人の生活のせいですれ違いが多く、体が火照ったあかねがお風呂場でオナニーし、「どんどんエッチになっていく」と自らを慰めるようになっていた。
追われる神坂京介が2人の関係に割り込んでくるのは、まさにそんなときだった。「2週間か、それくらいなら」と麻人に同意を求めたとき「やめろ~~~」と大声を出して制止したくなるが……「何とか(京介の)力になってあげたいの」と話すあかねに押し切られ同居にしぶしぶ同意することになる。
あかねは慢性的に麻人からじらし責めに遭っている状態なわけで、元歌舞伎町No.1ホストの京介にしてみれば、あかねをものにする手管は十分に心得たものであった。実に鮮やかにあかねと麻人との心の距離を測りながらその隙間に肉棒をねじ込んでいく。
■「生のバイブみたいなもの」と言ってのける寝取り男の論理
麻人のだらしないものとは違い、コンドーム越しにも自分の体を求めて屹立している京介のものの前に膝まずき「こんなのおかしいよ。ねぇ、京ちゃん、もういいでしょ」ともっともなことを言いながらも手でしごき始めるあかね。
「あかねが協力してくれるっていうから甘えちまって。すぐに済むからさ、自慢じゃないが、俺、早いんで」と京介は言うが、協力って何の協力だ? ほかの女のことを忘れるための協力らしいのだが……いきなり手コキ! しかも、あかねは勃起した肉棒を見て「麻人のとは違う」と興味津々だし、京介は京介で「(手コキが上手になることは)沢村のためにもなる」と平然と言い放つ始末。
要求はエスカレートし、パイズリ。「こんなこといけないよね。麻人にだって悪いし」って分かってんならやらなきゃいいのに、しっかり大きな胸に京介の肉棒を挟んでこきあげるあかね。京介は「バイブだよ、生っぽいバイブさ、道具じゃ浮気にならないだろ」「(バイブが)俺に付いてるだけ」
と、全世界中で歌舞伎町界隈か寝取られものエロゲでしか通用しない独特なロジックでねじ伏せる。しかも、足の親指をローター代わりにしてあかねの股間を刺激し、「あかねもイけ!」と命じる。あかねもパイズリしながら感じていたようで、あっけなくアクメに達する。
■心は落ちなくても体は堕ちる。あかねの嬌声が麻人に届く
あかねの最後の一線だけは守ろうとする心は硬い。「コンドームは必ずする」「キスはしない」「本番は厳禁」。なんだか風俗嬢の心得みたいな誓いだが、麻人を思うあかねの気持ちは本物である。処女をレイプまがいに奪われたあとでも、心は落ちていない。
でも、体は完全に京介の手管に堕ちてしまう。「ゆずれない、私は麻人のものだから……」と阻むあかねの処女を奪った京介は当然のように中出し。あかねは京介の精子を膣奥で受けながら「中で精子が飛び跳ねてるぅぅぅぅ」と絶頂の声を上げてしまうのである。
麻人も違和感を感じ始めてはいた。まずは使っていないはずのコンドームが開封されていたとき。このときあかねを問い詰めるべきだった。メールの返信のそっけさなに「洗濯中かな?」と一人で納得したが、そのときあかねはフェラの最中。電話して確認すべきだった。とうとうあかねが寝取られていることをドア越しに聞いた嬌声によって知ることになるシーンで上巻は終わる。3人の関係が一変するであろう下巻の展開が気になって気になって仕方がない。後を引きまくる絶妙なシーンで続きはしばらくおあずけっ!
とらいあんぐるBLUE 上巻「これ以上は……ダメ」 | |
ブランド | coquettish doll PoRO |
発売日 | 2009年8月28日 |
価格 | 7140円(税抜6800円) |
(c)coquettish doll PoRO |
2009年08月14日 13時47分