うらあきば.じぇいぴ~ > 二次元 > レビュー
原作ゲームの持つ禍々しい雰囲気を継承しながらもカットバックを多用することで絶妙なテンポで凌辱劇と物語とが紡がれていく「かぎろひ ~勺景~」は最近のアダルトアニメの中でも絶品といってよい出来の作品だ。ダウンロード販売専門のレーベルから発売されることでも注目されている。
屋敷に棲む者が次々と惨殺される中、逃げまどう黒髪の少女は追い詰められ、自らの宿命を悟ることになる。「彼女こそがククリ姫の血を継ぎし者」。邪神と化したイザナミノミコトを鎮めるための「いけにえとして目覚める運命」を彼女は受け入れざるを得ないことになる。彼女以外の血族をすべて殺され、いけにえとなるために生まれてきた運命を受け入れた少女、紫陽花は、絶望に苛まれながら、人と関わることを避けながら生きていくことになる。
■洞窟の奥、血の池地獄でイザナミの触手が紫陽花を嬲り尽くす
本作の最大の見せ場が、紫陽花がいけにえとなりイザナミノミコトに捧げられるシーン。白装束で血の池に立つ紫陽花を、触手が襲う。「こんなむごいいけにえになるために生まれてきたの? 最初から希望なんて…私、こんなのイヤ…助けて!」という紫陽花の心の叫びは邪神と化したイザナミには届かない。四方八方から伸びた触手は、紫陽花の衣服をはぎ取り、四肢の自由を奪い、性的な凌辱を執拗に続けるのである。ぬらぬらと動く毒蛇のような触手が紫陽花の体に巻きつき粘膜を滴らせる様のおぞましさはすさまじい。
「初めては…初めては彼に……」捧げたかったという望みはいともたやすく打ち砕かれ、触手は紫陽花の体の最も敏感な部分に侵入し、「一番奥まで届いて…本当に入っちゃってる」と屈辱的な感覚を膣奥に与え続ける。イザナミの目的は紫陽花の体を蹂躙するだけでなく快楽を覚えさせることにもある。触手は乳首やクリトリスへも執拗な責めを加え続け、紫陽花はわが身を責め苛む感覚に「やめて、もうやめて」と叫びながらも「こんなの…すぐイカされちゃう」という女としての屈辱を同時に味わうことになる。
紫陽花への凌辱はいつ果てるともなく続く。処女を無残に散らした触手は、喉奥を突き上げ、お尻にも侵入し、「お尻とお口とおまんこ……こんなの私、壊れちゃう」と三穴を責め、紫陽花を絶頂に追い上げ続ける。快楽の果てに「私、さっきまで誰のことを考えてたんだろう?」ともらす紫陽花だが、イザナミが満足するまでこの凌辱劇は終わらない。「まだ勢いが全然衰えない。私これからどれくらい犯されちゃうんだろう……」とあきらめにも似た感情が紫陽花をとらえ始める。
■明るい元気なカラス娘への凌辱がもう1つのヌキどころだ
激しく、悲しく、そしてエロい紫陽花への凌辱シーンにカットバックする形で物語は展開していく。紫陽花が処女を捧げたいと望んでいた少年、葵。転校してきたときから紫陽花のことが気になり、目で追っていた。紫陽花もまた、「思えば、最初に彼を見たときからひかれていた」と凌辱を受けながら思い出している。自分をいけにえの境遇から救うことができる人がいるのだとすれば葵であると信じてもいる。
もう1人、黒い羽根が生えた少女、白屈菜(くさのおう)。紫陽花の世話をし監視する役目の少女だ。元気で明るい雰囲気は憂いを秘めた紫陽花とは正反対。いけにえになる運命の前に静かに涙を流す紫陽花に同情し、葵とともに紫陽花を救おうとするのだが……結局、捕まり、犯されることになる。紫陽花への凌辱が触手によるものであるのに対し、白屈菜は人間に犯される。
「初めてなのに全部無理やりねじ込まれ」、「動かないでぇ」という悲鳴もむなしく、「らめぇ……激しすぎる……何か…何かきちゃうーーー」と絶頂する。さらには「あたいのお尻の穴…ガバガバになっちゃう…中でグリグリしてるーーーっ」と二穴開通で紫陽花を救うどころではない。明るく元気な少女への凌辱劇は、紫陽花への凌辱とは全く雰囲気が違い、物語の展開において非常によいアクセントになっている。もちろんヌケるという意味においても非常に重要なシーンだ。
「かぎろひ ~勺景~ 上巻」は、宿命によって神(触手)へのいけにえに饗された薄幸の少女への凌辱が中心であるが、「下巻」では、少女を想い、その身をかけて少女の身を救おうとする少年、葵が物語の主役になっていく。凌辱ものでもあり、純愛ものでもある「かぎろひ」アニメ版は泣けるしヌケる作品だ。制作スタッフの気合いが入りまくっていることは間違いない。
かぎろひ ~勺景~ 上巻 | |
ブランド | coquettish doll PoROre: |
発売日 | 2009年9月25日 |
価格 | 5500円(HD配信) |
(c)coquettish doll PoROre: |
キーワード: 触手
2009年09月18日 23時59分